Raspberry Pi編 第4回USBカメラをつなげてみる

今回はあまり電子工作は関係ないのですが、USBカメラをRaspberyPIに接続して、リモートでカメラを見ることを試してみます。

RaspberyPIには、USBポートもLANインターフェイスもあるので、ソフトをインストールするだけで、ネットワークカメラが実現可能です。

USBカメラの入手

(1) USBカメラを入手します。Make.で紹介されていた
LOGICOOL C270MをAmazonで1662円で入手しました。

ストリーミングソフトのインストール

(1)Linuxのストリーミングソフトである「MJPG-streamer」をインストールします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install -y subversion libjpeg-dev imagemagick
$ svn co https://svn.code.sf.net/p/mjpg-streamer/code/mjpg-streamer mjpg-streamer
$ cd mjpg-streamer
$ make
$ sudo make install

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ストリーミングサーバの起動

(1)ストリーミングサーバの起動スクリプトを作成します

start_server.sh

#!/bin/sh
PORT="8080"     #ポート番号
ID="user"       #ID
PW="passward"   #パスワード
SIZE="320x240"  #画面サイズ
FRAMERATE="2"   #フレームレート
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib
./mjpg_streamer \
    -i "input_uvc.so -f $FRAMERATE -r $SIZE -d /dev/video0 -y -n" \
    -o "output_http.so -w /usr/local/www -p $PORT -c $ID:$PW"

(2)ストリーミングサーバを起動します

$ sudo sh start_server.sh

動作確認

(1)LANに接続し、USBカメラをセットして、被写体も用意します

初期画面

(2)他のパソコンのブラウザからアクセスしてみます

http://(RaspberyPIのURL):8080

 IDとパスワードを要求してきますので、start_server.shで指定した情報を入力します

(3)初期画面が表示されます

初期画面

(4)左のメニューのStaticをクリックすると、静止画像が表示されます

Static画面

結構簡単にネットワークカメラができました。社外に出すにはファイヤウオールやルータの設定が必要ですが、
社内ネットワーク内に置いて、玄関の来客の確認に使うつもりなので、とりあえず完成です。


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